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おもしれえ!「七王国の玉座」ジョージ・RR・マーティン 

分類をライトノベルしましたが一般書でも良かったかな。
海外の王道大河ファンタジー。指輪物語程重くなく、しかしまさに権謀術数うずまく容赦ない、そして名前ありの登場人物がわんさか死ぬ、(作者が)恐ろしい物語であります。

舞台は季節が不規則にめぐる世界。統一国家〈七王国〉では、かつて絶対的支配を誇った古代王朝が駆逐されて以来、新王の不安定な統治のもと玉座を狙う貴族たちが蠢いている。北の地で静かに暮らすスターク家もまた、争いの渦を避けることはできなかった。父エダードが王の補佐役に任じられてから、6人の子供らまでが次第に覇権をめぐる陰謀に巻きこまれてゆく……怒涛の運命に翻弄される人々を描いた壮大な群像劇、開幕!
(早川文庫)


かつて一つに束ねられていた王国は求心力を喪い、貴族達がその玉座wp虎視眈々と狙っています。王妃の実家ラニスター家はその最たるもの。彼らに対抗する勢力として(今のところ)主軸に描かれているのが北の領主スターク家。

物語はすべて視点人物を通してのみ語られますので、読者は客観的に物語を追うことが許されません。しかもその視点人物が複数(大体十人くらいか?)いて、ころころ変わるので、だまされたぁ!と視点人物とともに頭抱えることがしばしば。正直者はほとほと馬鹿を観る世界よのう……。どの人物にも感情移入できる、ってわけではないのでお気に入り以外はすっとばしそうに…

……お気に入りは美形一族ラニスターの中にあって小鬼と言われる発育不全のラニスターの子息ティリオンとか、私生児ジョンとか。彼らあたりが主人公に近いのかなって気もしますが。
さらに一番気になっているのは亡国の王女デーナリス。
近親相姦が伝統のターガリエン王家は銀色の髪藤色の瞳、一種異様なほど美しい容姿を持つ龍の後裔にして旧王家。しかし…ドラゴンは一世紀前に滅び、彼女の一族も今は愚かで傲慢な兄と彼女を残すのみ。
最初は操り人形の彼女が遊牧民の夫と結婚し苦難を経るごとに段々強くなっていくのが…いい!
最後は鳥肌立った~
デヴィッド・エディングスのエレニア記より重厚な感じ。
あっちは絶対死なない人も何人かいたけど、……こっちは皆死にそうでハラハラします。

王権の話だけでなく、壁と言われる不思議な巨大建造物の向こうでは、久々に訪れる冬とともになにやら超常現象が起こっている様子でそれも気になりますね。
これからどーなるのかすごい楽しみではあるんですが……文庫本が第二部では出ていないので図書館で借りようかなーと……はーどかばーたかいお。

雰囲気はイギリスっぽいのでイギリス史好きな方には特におススメかも。

こういった中世風異世界ファンタジーをライトノベルなイラストで再販するのが今早川では流行なんですかね。オタク層とりこみ。でもそうすると普通の人は手に取りづらいんじゃあないのかな。
七王国は漫画絵より劇画調でしたけど。まあ、私はオタクなので無問題~。


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チョイ地味だけどオモロイ「空ノ鐘の響く惑星で」/(1~4巻)渡瀬草一郎/電撃文庫(メディアワークス)  

イラスト、岩崎美奈子。
1~4巻までが第一部のようですね。
ある時節、空から鐘が鳴るような「音」が響く世界……「御柱」と呼ばれる不思議な柱が世界には存在し時折その柱からは異世界から「来訪者」が現れる。
その世界の小国「アルセイフ」の第四王子フェリオ・アルセイフ
剣に優れ、心健やかな青年であるフェリオはしかしながら身分の低い母から生まれたために権勢から遠くに存在する「忘れさられた王子」だった。このままなら彼はいずれ臣籍に下り、下級貴族として平穏な人生をおくるはずだった…が。

彼は王都から離れた神殿に、閑職を賜り平穏な日々を送っています。
そんなある日、従者のエリオットから「幽霊が出る」という噂話を聞かされ、幽霊を信じていないフェリオは不審な人影の正体を確かめるために「柱」へと出向くのですが…そこで倒れていた不思議な衣装の美しい少女と出会います
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世界は美しいんだよ…「卵王子カイルロッドの苦難」冴木忍 

私にとってのライトノベルレーベルと言えば、富士見ファンタジア、角川スニーカー。小学生だった時分、私の身辺では「スレイヤーズ」の神坂一が大流行でしたが、彼と同期受賞者にしてロードムービー冒険譚の名手(だった)冴木忍さんのこのシリーズにも大はまりしていました初連作シリーズにして最高傑作。

「卵王子カイルロッドの苦難」(全九巻/富士見ファンタジア文庫)

城塞都市ルナンの王子カイルロッドは盆栽が趣味の心優しき青年。
そんな彼のあだ名は「卵王子」
彼は何の因果か卵で生まれてしまい、我が子を見た母親がショック死してしまったという珍妙な過去を持つのだ。そのおかげで、見合い相手から逃げられることが王子の最大の悩みなのだが……。
ある日婚約者から逃げられた自棄酒の挙句、街中で飲みつぶれていたカイルロッドが眼を覚ますと、とんでもない事態が起こっていた。

ルナンの町の人々が、皆石化しているではないか…!

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