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死刑は殺人か「モリのアサガオ」 

新人刑務官及川と死刑囚渡瀬との魂の交流を描く。郷田マモラの渾身の作。

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はじめに言っておきますと私は死刑肯定派です。自らの命を絶つ覚悟がなくて他者の命をもぎ取るのは卑怯だと思うから。


死刑は必要な制度だと思うか 「YES」
友人や家族を殺されたなら、犯人に死刑をのぞむか 「YES」

では、その犯人を果たしてその手で死に至らしめ、殺人を犯すことができるか。

答えは「NO」、です。

刑務官及川は赴任してきた拘置所で死刑確定囚を相手に業務を行っています。確定囚は刑が執行されて始めて罰を受けたことになるので、比較的自由な日常を過ごしています。
なんの反省もせずのうのうと生きる確定囚達の現状を目の当たりにし、及川は憤りを感じることに。

「極悪人がこんな楽に過ごしてもいいのか」と。

……しかし、その半面で死刑囚が予告も決まりも無くある日突然刑を執行されること、例外なく絞首刑であること。死刑を執行したことで精神を病む刑務官がいること。被害者達の心は死刑だけでは報われないこと。
――そして確定囚はすでに死人ではなく、生きている人間であり、改心をすることを知り彼の中で「死刑」という制度に対しての疑問がめばえはじめます。

悩む彼の前に現れたある一人の青年。死刑囚、渡瀬満
少年の頃両親を殺した犯人を執念で追いかけ、強い意志で仇討を果たした及川と同い年の復讐鬼。及川は自分とは違い強靭な意志を持った渡瀬に憧れを抱いていました。
渡瀬を理解したいと願う及川の想いとは裏腹に渡瀬は及川を疎み、避け続け……

実は冒頭この渡瀬の死刑執行場面(8年後)から物語は始まるわけですが。このとき彼らはお互いを親友と認識しています。一体何がどうなって…と数年間に彼らが築いた絆を私達は見守りながら話を追う展開。

作者の作品きらきらひかる同様これもドラマ化かな?という感じですが。テーマが重いですね。私はここまで読んでもそんなに死刑が恐ろしいならばそもそも人を殺さなければよい。と思ってしまいます。←話がなりたちませんが。

仮に自分が被害者になった場合、その犯人が悔い改めても決して許さないと思うし極刑に処して欲しい。反省して怯えてのた打ち回って死んで欲しいしそれでも許さない。

ただ四巻で語られる、事件があったことを忘れようとする被害者遺族の話に考えさせられました。被害者であることから逃ようとする家族。
彼らにとっては事件自体が傷であり、犯人が死刑になったとしても、彼らにはやり場の無い怒りや喪失感が残るだけ……。死刑は生きている人間の誰も救わないんだろうな、と。

この物語の決着をどうつけるのか、とても興味深いです。

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Comments

久しぶり!!

死刑制度については色んな意見があるよね。

映画で言ったら、『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』や『13階段』などが有名なのかな??

私も死刑制度自体は反対ではありません。
でも冤罪だった場合が怖いよね・・・。

おひさしです!

冤罪だったら取り返しがつかないもんね。難しい!死刑制度云々より人を傷つけない教育をするほうが先かも。

今度休みが出来たら見たい映画借りに行こう!と思ってまーす。その時に観てみたいです~。

リンクをさせていただいたので御確認くださいな。

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