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腰がくだけた…!「執事の分際」よしながふみ 

私、腐女子腐女子というとりますが実は商業漫画ホモはあんますきではなかとです。なんか直接的な絵が駄目で。やっぱ乙女だからかな☆(どうかな)しかし、よしながふみ作品は性描写が過激なのにも関わらず(というかモロに描いちゃうのよね)それを補って余りある、貪り読みたくなる魅力にあふれてます。「西洋骨董洋菓子店」「愛すべき娘達」「大奥」でも人気を博し一般漫画家というイメージが強くなってしまったよしながふみ。
彼女は元々BL(※少年同士の恋愛漫画)漫画家さん。
文庫で「執事の分際」「ジェラールとジャック」をゲットしたので感想というかおススメ文を。


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我侭で傲慢で脳みそが空っぽで甘えたでしかしその美貌は国宝級、本人曰くアドニス、宝石、アポロン、白皙etcのお血筋正しき貴族の坊ちゃまアントワーヌ。
彼の執事は有能な、しかし慇懃無礼なクロード・ギルベール。
この執事がとにかく!丁寧語+鬼畜+有能+眼鏡+中華系という私のツボをつきまくってくれるのでした。ぼっちゃんの事が大事で大事で大事で仕方ないくせに無表情にそんなことはおくびにも出さずに、時に容赦なく坊ちゃまをしつけるクロードと、あんぽんたん(笑)で政治にも世情にも疎いくせにクロードのことだけはしっかり把握してる坊ちゃんの信頼関係にうっとり。
坊ちゃん二十歳過ぎてるくせに本当に良く泣いて、子供じみていて、いいのかなあこれでと思うんですが、まあ、顔がいいからいいんだろう。素直で無邪気でほっとけない。庇護欲そそるタイプ。
この二人がおりなす馬鹿っぷるぶりに胸をときめかせながら、やきもきしながら過去編の「小姓の分際」(若かりしクロードとアントワーヌの父上の話)などに切なくなりながらみておりました。はっきりいいまして、性描写が過激なので男性同士に限らず描写が嫌いな方にはおススメしないかも。
でも、クロードのきめ台詞に腰が砕けた、た、たまらんて!思わず奇声を上げた挙句にじたばたしてしまうエロさです。執事さんはいい眼鏡ですねハァハァ…!
眼鏡外す手が左手なのもポイント高し。

また、二人が生きる革命期フランスで、貧乏ながら貴族という立場にいるアントワーヌですが、彼はそんな立場を微塵も理解していません。革命の夜の銃声を「狐狩?」と思っていたくらいですから。そんな無責任で無自覚な貴族の象徴的としてみても面白いですよね。マリーアントワネットが「パンがないならお菓子をお食べ」と言ったというのは真実味が薄い逸話ですが、その当時の貴族はそれくらい世情に疎いものが大半だった、って事でしょうね。平民生活なんて地球の裏側くらいの認識だったに違いない。

この作品と「ジェラールとジャック」はフランス革命期の貴族を描いた連作です。重いテーマを扱いながらもコミカルなエスプリ(と作中何度も言われてます)がきいた会話。ストーリもテンポ良く、時代の核心にはふれずに、しかしその時代を生きる人の日常を垣間見ている気分になるほど人物の存在がリアル。引き込まれます。
よしながさんは感情を表すときの間の取り方がうまいんだろうな。コンマ一秒を切り取るというか。表情だけで言葉よりも多くのことを語る。時に沈黙は万の言葉よりも雄弁ってところですか。
美青年の頬をしたたる涙が個人的にすごいツボ。流れ落ちるのを振り払わずに感情に任せた涙が美しい。個人的に男泣かせたら世界一じゃねえの?と思ってます。
その(涙に関わらず)独特な間が癖になる、ほんといい作家さんだよねえ。萌だけじゃない骨太なボーイズ・ラブ。
萌だけじゃないですが、すっっげえええええええええ萌えます!

一度もこういった分野に足を踏み入れたことがない人にこそ読んで欲しいなあ。


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