スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

大絵巻展 

京都国立博物館で催されている展覧会に行ってまいりました。
会社の同期と昼から待ち合わせ、二時間の予定で行ったのですが全く足りなかった…!

主な展示物としては紫式部日記、源氏物語絵巻、信貴山縁起、鳥獣戯画…。
感想としては…

もうね、素晴らしかった!

個人的に観たいみたいと思っていた餓鬼草紙や病草紙、地獄絵巻も観られて大変満足。いかに地獄が恐ろしいか、餓鬼が醜いかをこれでもか、と描いているのですが九百年近くも昔の人間がこんなにも確りとした宗教観を持っていたことに唖然。(まあ、何千年も昔からある中国やらインドギリシアと比べたらいかんのでしょうが)
地獄草紙では罪を犯した人間がその罪科に応じてさまざまな地獄に落とされています。すりつぶされたり虫に体を食い荒らされたり。興奮した。怖いよー
また、病草紙の中では病気の人間をコレでもか、と嘲笑っていて、なんかすごいなあと思いました。今なら発禁。
人の欠点や不幸をを面白おかしく、ありのままに笑うというのはとても自然で残酷ですね。人間らしいなあと思った。

あと、病草紙で驚いたのが二形(男性と女性両方の性を持つ人)の描写があったこと。
占い師の態度が女らしくて不審に思った男が寝ている占い師の局部をはぐると(本当に嬉しそうな顔してるんだこの男が)男性器と女性器があった。という絵。
この時代から存在していたということ、またそういった体質の人間が占い師と言う職業であること…が興味深かったです。おのずとそういった職に就かざるをえないんでしょうし、また占い師って性のお相手もしていた感がある。後ろ暗い意味で重宝されていたのかなあと……なんか今いい加減なこと言っちゃってる気が大いにするw…うん、どうなんだろう、調べたいなあ。

源氏物語絵巻や紫式部日記はまあ、絵巻だなあと(失礼です)思いましたが信貴山絵巻は、明らかに異質。
古美術にも二種類あって運よく残ってしまって今展示されているものと、残るべくして残ったものとあると思うのですが、信貴山は後者。
残るべくして残った天才の筆。
もう、すごかった。
絵もすごいけれどなんといってもその構成がすごい。普通絵巻は右から左に流れるんですが、唐突に左から式神が登場し、展開されるんですよ。ぎょっとします。また別の絵では大仏の前に同じ人物が四人居て、四段階を一つの場面で描いてしまっているわけですが、時の流れをそれでおさめるとともに、時に左右されない大仏様の偉大さもあらわしてしまおうという心憎い演出…同行の友人が美術に造詣が深い人で詳しい説明を聞くことが出来、更に感動しました。
空間と時間を越えてしまっているんですね。
他の絵巻もそうだけど同じ画面なのに違和感無く時間が流れていている描写…絵巻物って偉大だな、と。
やはり知ってから行くほうが楽しいなあ。
画期的。
こんなに色んな技法があふれた現在ですらはっとする技法ですからきっと昔の人は驚愕だったでしょうねえ。
ほんと、すごかった。いいもんみました…。

日本人が漫画描くのが上手いのが何故か分かった気がしました。遺伝だわ。

banner_02.gif
ランキング参加中

スポンサーサイト

Comments

Comment Post















管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

Trackback URL
http://yashiro5.blog40.fc2.com/tb.php/64-0c4764a5

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。